『ランスロットとパブロくん』 | ちわわ図書館

『ランスロットとパブロくん』

たむらしげる

『ランスロットとパブロくん』

個人的お気に入り度:★★★


たむら しげる
ランスロットとパブロくん―ロボットのランスロット


ロボットのランスロットは、

パブロくんと釣りにいく約束を思い出し、釣り道具を探す。


しかし、ある部屋から大量におもちゃが出てきて、

ランスロットは時間も忘れておもちゃの線路を組み立てて遊ぶ。


すっかり暗くなってからパブロくんがやってきて

やっとランスロットは釣りのことを思い出す。

結局釣り道具は、忘れないようにパブロくんが預かっていたのだった。


あやまるランスロットに、パブロくんは

だいじょうぶ。 なれっこだもん 

魚はもう眠ってしまったが、きれいな夜空が広がっていた。

2人は丘の上で星を見ることにするが、

望遠鏡をとりにかえったランスロットは

絵本の山を見つけてしまい・・・。

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ロボットらしからぬおっちょこちょいのランスロットと、

仏のように寛容なパブロくんが名コンビ。


そもそも釣り道具が見つからない理由が、

忘れたらいけないのでパブロくんに預けてあったからだったなんて、

そりゃあパブロくんも「なれっこ」になるわけである。

しかも、預けたことも忘れているのだから、もう笑うしかない。


絵を切り抜いて背景に置いて写真に撮ることで作られた、

二次元+三次元の絵も面白くてかわいい。

何かに似ていると思ったら、

昔、小学校のお楽しみ会のときに作った

ペープサートを思い出し、なんだか懐かしい。