『とおもったら……』
イエラ・マリ、栗栖カイ訳
『と おもったら……』
個人的お気に入り度:★★★
- イエラ マリ, Iela Mari, 栗栖 カイ
- と おもったら…
「むかしむかしあるところにウニがありました 」
「と おもったら…… ヤマアラシ 」
「と おもったら…… こどものあたま 」
といったぐあいに、少しずつちがう絵になっていく絵本。
すぐ次のモノはたしかに絵のうえでは似ているのだが、
数ページ隔てたもの同士は、
似ても似つかないほどちがうものになっていて、面白い。
「と おもったら」 と、次々他のものが現われるのも楽しい。
さんざんかんちがいを繰り返すが、
結局正体は・・というオチもいい。
作者はイタリアのグラフィックデザイナーで、
言われてみればウニひとつとってみても、
なんだかおしゃれな気がする。