ちわわ図書館 -2ページ目

『くまのこミンのおはなばたけ』

あいはらひろゆき、あだちなみ絵

『くまのこミンのおはなばたけ』

個人的お気に入り度:★★★


あいはら ひろゆき, あだち なみ
くまのこミンのおはなばたけ

くまのこミンは、3人きょうだいの末っ子の女の子。
力もちのおっきいお兄ちゃん、ポッタと、

物知りなちっちゃいお兄ちゃん、ホッタと

3人きりで暮らしている。

3人はミンの花畑づくりをする。

たがやして、種と球根を植えて休憩中、

庭のすみに大きな穴を発見。

何の穴かについての予想がみんなちがうので、

3人して確かめに穴にもぐることにする。


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『くまのがっこう』 シリーズと同じ著者コンビの、

これまたかわいい、くまのお話。


自分たちの庭で起こるちいさな事件。

まったりと平和なムードが、居心地がいい。



『内田彩仍さんのDear,Sweet homeおうちがいちばん』

『内田彩仍さんのDear,sweet home─おうちがいちばん』

個人的お気に入り度:★★★


内田 彩仍, 主婦と生活社
内田彩仍さんのDear,sweet home―おうちがいちばん


(絵本ではありません)


sachicoco さんのブログで知って、読んでみました、

ありがとうございます^^

sachicocoさんの記事はこちら

 → 『内田彩仍さんのDear,sweet home─おうちがいちばん』


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大好きな雑貨に囲まれ、シンプルでかわいくおしゃれに暮らす

生活を提案する本。


アジサイのドライフラワー、かご、小さな木の椅子たち、

黒板、布に刺繍する文字、
白を基調とする家具やインテリアなど、


内田さんの個人的趣味の世界でありつつ、

ちょっと真似してみたくなるような

心地よさげなすまいづくりのヒントがつまっている。

どうしてタイトルで「さん」づけなんだろうと思ったら、

取材と文は別の人が担当しているから。

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・真鍮や鉄製の雑貨を好きな色にアクリル塗装するアイディア

・木製の雑貨に使用感を出すために塗る「オイルステイン」


・小さなタイルはシートで売っていて、

 台紙をはがしてまとめてきれいに貼れること

・シンプルなガラスのコップにエッチングで文字や模様を描く

などのことは、ホームセンター通なら

もう知っていることなのかもしれないが、

私にはどれも新鮮で、何かの機会に挑戦してみたいと思った。



しかし、一番感心したのは、文字のこと。

手書き文字の入ったナプキンなどの雑貨をおしゃれだと思ってから、

文字をおしゃれに書くために、

スケッチブック一冊を文字だけで埋めるほど練習した

というエピソードを読んで、

さりげなくおしゃれなライフスタイルも、

一日で成らずなのだなあと痛感した次第。



『おじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃん』

長谷川義史

『おじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃん』

個人的お気に入り度:★★★


長谷川 義史
おじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃん


nao-yuuka-ayuchan5さんのブログで知って、読んでみました。

ありがとうございます^^

naoさんの記事はこちら → ブックドクター


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5才、たんぽぽ組の「ぼく」 が、

読者におとうさんとおじいちゃんを紹介し、おじいちゃんに
おじいちゃんのおとうさんは、どんなひと?」 とたずねる。


おじいちゃんにひいおじいちゃんとひいひいおじいちゃんを

紹介してもらうと、ぼくはそれだけで飽き足らず、

直接ひいひいおじいちゃんに会い、彼の父について尋ねる。


ひいひいおじいちゃんの父、

つまり「ぼく」のひいひいひいおじいちゃんに会うと、

こんにちは、ねえ、ひぃひぃひぃひぃおじいちゃん、

ひぃひぃひぃひぃおじいちゃんの

ひぃひぃひぃひぃひぃおじいちゃんはどんなひと?


そうやってどんどん「ひぃ」が増えていき、

どんどん先祖までさかのぼっていき、

ず~~っと祖先はサルだと知ったぼくは、

ぼくは誰のおじいちゃんになるのだろうと、未来に思いをはせるのだった。


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子どもが時々思いをはせる、自分のルーツ。

多くの人は子ども時代に、

「ぼくの/わたしのひぃひぃひぃひぃひぃひぃ

ひぃひぃひぃひぃひぃ・・・・・おじいちゃんってどんなひと?」

と親や祖父母にたずねて困らせたことが一度はあるのではないか。


しかし実際、

おじいちゃんやひいおばあちゃんにたずねてみても、

こんなにさかのぼれるものじゃない。

名家の生まれで家系図が残っていれば

江戸時代や、もっと昔のことまでわかる人もいるかもしれないが、

そんな人は多くないだろうし、

それにしたってさすがに原始時代まではねえ^^;

それを絵本では本当にさかのぼって見られるのだから面白い。

しかも、直接先祖本人に会って、

もっと昔の先祖のことを聞けるなんて、わくわくする。


ひぃひぃひぃひぃひぃひぃひぃひぃひぃひぃひぃ

ひぃひぃひぃひぃひぃひぃひぃひぃひぃひぃ

ひぃひぃひぃひぃひぃひぃひぃひぃひぃひぃひぃひぃ

ひぃひぃひぃひぃひぃひぃひぃひぃひぃ……

と、かぎりなく増えていく「ひぃ」をとなえるのも楽しい。


・・でも、115回ひぃを繰り返すのまでは計算できたが、

それ以降は数えるのも面倒なくらい、

ページいっぱいに「ひぃ」が繰り返されている。



『おんぶはこりごり』

アンソニー・ブラウン、藤本朝巳訳

『おんぶはこりごり』

個人的お気に入り度:★★★


アンソニー ブラウン, Anthony Browne, 藤本 朝巳
おんぶはこりごり


ピゴットさん一家は、すてきな家に住み、

表面上は幸せに暮らしていた。


しかし、実際のところ、ママは幸せではなかった。

ピゴット氏と、2人の息子たちは、ご飯をようきゅうするばかりで、

家のことを何もしない。

ママは皿洗いにベッドメイクやそうじ洗濯、

すべてを済ませてから仕事にでかけたり、眠ったりするのだった。


ある日、みんなが学校や会社から帰ってくると、

ぶたさんたちのおせわはもうこりごり!」 

という置き手紙を残し、ママは家出していた。


すると絵のうえでの3人の外見もブタになってしまう。


3人は料理もそうじも洗濯も自分たちでしなければならなくなるが、

馴れない仕事なので、大変だし、料理のできばえも最悪。

何日かすぎて、部屋には食料がなくなり、すっかり汚くなってしまう。


地面をはいずり食べ物をあさっているときに

やっと帰ってきてくれたママを、3人は

おかえりなさいませ、おかあさま 

と、涙まじりに歓迎するのだった。


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どんなに仕事がよくできても、頭が良かったり、外ではいい人でも、

家の中で身の回りの何もかもを家族におしつけてしまってはいけない。

かなりのことを頼っているなら、まずは感謝をするべきで、

決してピゴットさんや息子たちのように

「ごはんまだー?」 なんて言うだけではいけない。


なんていう教訓ももちろん入っているのだろうし、

そうだそうだ!と思うのだが、

一番の見どころはやっぱり「ブタ」 。


到るところにブタの顔や姿が隠されていて、

初めはふつうだった壁紙の花もようやピゴットさんの胸の丸い飾りなどが

ブタのかたちになり、

ピゴットさんの影もブタになり、

ママが出て行ったときには3人がすっかりブタの姿になってしまうのが面白い。


訳者あとがきによると原題は「PIGGY BOOK」 で、

英語ではおんぶのことをpiggy back といい、

ひっかけているらしい。


そういえば、ピゴットさんのつづりも、Pigで始まると思われ、

ここにもブタが隠れているのだった。



『ウォートンのとんだクリスマスイブ』


ラッセル・E・エリクソン、ローレンス・D・フィオリ絵、

佐藤涼子訳

『ウォートンのとんだクリスマスイブ』

個人的お気に入り度:★★★


読み物。
「ひきがえる とんだ大冒険」シリーズの第3巻。
12月23日にクリスマスの飾りつけも、
大そうじも終わってしまった
そうじ好きのひきがえる、ウォートンは、
クリスマス・イブはスケートをして過ごすことにする。

厚着で出かけてスケートを楽しむウォートンだが、

雪が降ってきて、道に迷い、

来る途中で荷車を起こすのを手伝ってあげた、

もぐらのモンローと再会し、共に遭難の憂き目に会う。


大きなほら穴を見つけ、避難するふたり。

穴の奥にはコケモモ、りんご、干したくだもの、肉が山と積まれ、

大きなたるにははちみつが。

なんとほら穴はクマの住みかだったのだ。


色々あって(←ここが面白い)、

冬眠していたクマを何度か起こしてしまう2人。

腹を立てたクマは、とうとう2人をほら穴から追い出す。


しかし結局は、いやいやながらも2人を助けることに・・。


あなたは、クリスマスの心というものを、

これっぽっちも持っていません 」 と言っていたウォートンも、

クマの中にたしかにその心があるとやがて確信するのであった。


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迷惑な迷い客にうんざりしていたのに、

いつのまにか2人のペースに巻き込まれ、

最後にはちょっと「クリスマスっていいなあ」モードに

入ってしまうクマが好きだ。


それもウォートンの楽天的な性格あればこそで、

まわりを巻き込んで、いい方向に変えてしまう、

彼のパワーは健在。


モートンの作った、クリスマスの飾り用の、

キンポウゲ入りのカリッとしたクッキー、

オランダハッカ入りの四角いクッキー、

カバの木の皮入りのくるっとまいたクッキー、

ブルーベリー入りのパリパリしたクッキーはどれもおいしそう。


フルコースの方は人間には食べられそうにない料理が殆どだが^^;

(「モートン!きみのクリスマス・イブのごちそうを、

気に入らないやつなんて、いるわけがないだろう? 

by ウォートン)


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また「クリスマスの心」についても、考えさせられた。


私はキリスト教を信仰する人間ではないが、

クリスマスっていいものだなあと思うのは、

クリスマスには「クリスマスの心」があるからで、

「クリスマスの心」は人を寛容にし、親切にする。

また、だれかと一緒に過ごしたいと思ったりする。


以前見たアメリカのドラマ「トゥルー・コーリング」で、

普段敵である男を主人公がパーティに誘う場面があった。


クリスマスイブに1人なんて、というのが理由で、

(まあドラマだからで、実際には多分大嫌いな人間は誘わないのだろうが、)

ええっ、だからってこいつを誘うの?と思いつつ、

こういう精神こそがクリスマスの醍醐味なんだと、

妙に感心したのだった。





ラッセル・エリクソン, 佐藤 凉子, ローレンス・ディ・フィオリ
ウォートンのとんだクリスマス・イブ

『とおもったら……』

イエラ・マリ、栗栖カイ訳

『と おもったら……』

個人的お気に入り度:★★★


イエラ マリ, Iela Mari, 栗栖 カイ
と おもったら…


むかしむかしあるところにウニがありました 

と おもったら…… ヤマアラシ 
と おもったら…… こどものあたま 」

といったぐあいに、少しずつちがう絵になっていく絵本。
すぐ次のモノはたしかに絵のうえでは似ているのだが、

数ページ隔てたもの同士は、

似ても似つかないほどちがうものになっていて、面白い。


「と おもったら」 と、次々他のものが現われるのも楽しい。

さんざんかんちがいを繰り返すが、

結局正体は・・というオチもいい。


作者はイタリアのグラフィックデザイナーで、

言われてみればウニひとつとってみても、

なんだかおしゃれな気がする。


おいしそうなお話

新歌さんのブログの企画「みんなのえほん」の第3回のテーマは

「食べたい絵本」。 (4月8日の記事)


遅ればせながら今回も参加させて頂きます^^


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私の「食べたい絵本」 は、これ。



瀬田貞二訳、脇田和絵

『おだんごぱん』

瀬田 貞二, 脇田 和
おだんごぱん―ロシア民話

逃げ出したパンがキツネに食べられるまでの

割にシンプルなお話なのだが、

ごく小さい頃、焼きたてのパンの香りがしてきそうなほど

お話に入り込んで聞いていた。


おだんごでもなくぱんでもない、

「おだんごぱん」 というその名前が絶妙。

おだんごぱんなんて、そのへんには売っていない。

さぞかしおいしいだろうな、

きっと普通のパンと普通のおだんごのよさをあわせもつ

すごいパンなのだと思っていた。


小学校1年生のときに町のパン工場を見学したが、

工場の中に充満している、発酵中や焼き立てのパンの甘い匂いをかいで、

「これがおだんごぱんのにおいにちがいない」 と確信した。



おとなしく人間に食べられるはずのパンが

逃げ出すという可笑しさも好きだ。


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児童書も可ということなので、欲張ってもう一冊。


コルローディ、安藤美紀夫訳『ピノッキオの冒険』(福音館)


ピノッキオの前にときどき現われて助言や援助を与えてくれる

「仙女さま」 という登場人物が出してくれる、


・おいしいパンに「油と酢で味つけしたカリフラワー」とボンボンの食事


・友達を呼んで、ピノッキオが人間になるお祝いをしようというときに用意した

「ミルクコーヒー二百ぱいと、上にも下にもたっぷりバターをぬった

小さなパンを四百」

(このパンをコーヒーに浸して食べるのだ)


というのが、小学校3、4年生当時、たまらなくおいしそうに感じた。


ピノッキオはイタリアの子ども皆が全体的に今より貧しくて、

少なくとも若干は今よりひもじい思いをしていた

であろう頃に書かれた話だが、

これを読んだ頃、私もそれなりにひもじかったのかもしれない。


それにカリフラワーがどんなものかを漠然としか知らなかった。

ミルクコーヒーは給食のときに月に一度ほど

牛乳の代わりに飲むことができた。



『くまのがっこう ジャッキーのおたんじょうび』

あいはらひろゆき、あだちなみ絵

『くまのがっこう ジャッキーのおたんじょうび』

個人的お気に入り度:★★★


あいはら ひろゆき, あだち なみ
くまのがっごう ジャッキーのおたんじょうび

(細かいことだが、

表紙は「ジャッキーのたんじょうび」となっているが、

アマゾンでも地元図書館でも、検索すると

「ジャッキーのおたんじょうび」になっている。

ほんとのタイトルはどっちなんだろう?)


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今日はジャッキーの誕生日。
くまの学校のおにいちゃんたちは、

特大ケーキを焼いたり、会場の設営をしたり、プレゼントを用意したり、

ジャッキーの誕生会の準備におおいそがし。


ジャッキーは待ちきれずに洋服を選んだり、

劇でお姫様の役をやると言って練習をしたりする。


楽しみにしすぎたせいで、

会が始まったとたんに熱を出してしまうジャッキー。

お誕生会はどうなってしまうのか。


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『絵本から生まれたおいしいレシピ2』

で知って読んでみた。


かわいらしいお話。絵もとてもかわいい。


おにいちゃんぐまたちの名前と顔が一致しないが、

人相(熊相?)がそれぞれ描き分けてあるので、

分かればより楽しそう。


シリーズで何冊も出ているようだが、

通っている図書館にはこれしかなかった。

きっと市内で分けておいてあり、

しかも人気で貸し出し中が多いのだと見た。


『ドロボービルのものがたり』

ジャネット&アラン・アルバーグ、佐野洋子訳

『ドロボービルのものがたり』

個人的お気に入り度:★★★★


ジャネット アルバーグ, アラン アルバーグ, Janet Ahlberg, Allan Ahlberg, 佐野 洋子
ドロボービルのものがたり


ドロボーのビルは、ドロボーしてきた物に囲まれて暮らしている。


ドロボーしてきたフィッシュ&チップスと紅茶の夜食をとって

毎晩ドロボーに出かけ、
ドロボーしてきたトーストにマーマレード、コーヒーで朝食を食べ、

ドロボーしてきたベッドで夜まで眠るのだった。


ある晩、ドロボーに入った家の玄関で、

穴のたくさん開いた大きな茶色の箱を見つけ、

いかす茶色のはこ 」 と言って持ち帰る。


ところが朝ごはんの後、パトカーが2台きたような物音がする。
音は例の箱の中から聞こえてきた。

なんと、箱の中には赤ん坊がいたのだ。


馴れないながらも献身的に世話をするビル。


ところがその晩、階下で物音が。

なんとドロボーの家にドロボーが入った模様。
そうっと2階から降りてきたビルが明かりをつけると、、。



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なんだか憎めない泥棒たちの、ちょっといいお話。


実はこのあと自分の罪を反省したビルは改心し、

幸せな第二の人生をスタートすることになる。

しかし、足を洗っても警察の前は通らないのが可笑しい。


また、盗んできたものを全部元の持ち主に返すのだが、

(さすがに食べ物なんかは返せなかったと思うが)

中には歯ブラシなんかもあって、

それも律儀に返しているのが笑えた。


ビル独特の選択眼で色んなものを盗む場面、

赤ちゃんとのやりとりなども楽しい。

短い話だが、映画なんかになっても楽しそうだなと思った。


隅々まで丁寧に描かれた絵も好き。

びっくりして毛を逆立てるビルの猫、

まるまるとしたバスタオルおむつの赤ちゃんなどの絵が面白い。



『ひとあしひとあし』

レオ=レオニ、谷川俊太郎訳

『ひとあしひとあし なんでもはかれるしゃくとりむしのはなし』

個人的お気に入り度:★★★


はらぺこのこまどりが、エメラルド色のしゃくとりむしを

見つけ、食べようとすると、

たべないでくれよ。ぼくはしゃくとりむしだ。べんりなんだよ。

ぼくいろんなもののながさをはかるんだ 

と、しゃくとりむしは命乞い。

しっぽの長さ(5インチだった)を測ってもらい、

すっかり気に入ったこまどりは、

しゃくとりむしを背中に乗せて、他の鳥たちのところへ。


フラミンゴの首、おおはしのくちばし、サギの足、

キジのしっぽ、ハチドリまるごと・・・。

しゃくとりむしは色んな鳥の、色んなサイズを測る。


ところがある朝、ナイチンゲールが、自分の歌を測らせようとする。

いたならともかくうたなんて。

と途方にくれるしゃくとりむしだが、名案を思いつく。


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一芸を生かし、こまどりへのプレゼンに成功し、

一躍人気者にまでなってしまうしゃくとりむしの要領のよさには感心。


そしてオチも共感でき、笑ってしまう。

ナイチンゲールの声が遠くまでよく響く声で、よかったなあと思う。


それにしても、しゃくとりむしの動きって、

どこの国でも、長さを測るイメージなんだなあ。

日本語では尺取虫、

英語でも「inchworm」とか、「measurering worm」とか。

(Yahoo!辞書(プログレッシブ和英中辞典)による)
原書はオランダ語?オランダ語でもそういう名前なのかな。



レオ・レオニ, 谷川 俊太郎
ひとあしひとあし―なんでもはかれるしゃくとりむしのはなし